バイファーゼット,バイファーZ,BY・FAR Z

BY・FAR Z−M(バイファーゼットエム)の流出油を想定した試験

試験結果(ラボテスト)

 路上で流出する油の流出事故は、排水性舗装や河川への流出事故への速やかな対応等、緊急性と即応性そして速やかにして完全な処理が要求されます。
 BY・FAR Z−M(バイファーゼットエム)は今まで数多くの実績を持ち、水源の油の処理や水田に流入した油の処理等を行ってきました。そこでこれらの事例を数値で確認する為に、メーカーが以下の実験を行いました。

1. 試験の目的 油分解洗浄剤【BY・FAR Z−M(バイファーゼットエム)】の希釈水で油分の洗浄を行ったとき、自然界での分散効果を確認します
2. 試験対象油 ディーゼルエンジンオイル   1リットル
3. 使用洗剤 BY・FAR Z−M    1リットル
4. 希釈倍率 20倍
5. 分散結果の
確認検体
検体1
原水 鉱物油      1リットル
Z−M      1リットル
希釈水     19リットル
攪拌水 (合 計)21リットル
検体2 検体1の原水21リットルを、50リットルの真水に入れ、攪拌して採水し、水質分析をしたもの。
検体3 検体1の原水21リットルを、500リットルの真水に入れ、攪拌して採水し、水質分析をしたもの。
検体4 検体1の原水21リットルを、1,000リットルの真水に入れ、攪拌して採水し、水質分析をしたもの。
検体5 検体1の原水21リットルを、2,000リットルの真水に入れ、攪拌して採水し、水質分析をしたもの。
検体6 検体1の原水21リットルを、5,000リットルの真水に入れ、攪拌して採水し、水質分析をしたもの。
6. 試験結果 【 各検体毎の BOD、COD、n−Hex 】
BOD(ppm mg/l) COD(ppm mg/l) n−Hex(ppm mg/l)
検体1 6,320 5,340 26,800
検体2 2,250 1,910 10,000
検体3 250 240 870
検体4 120 110 570
検体5 46 57 350
検体6 20 25 155

BOD値
(生物化学的酸素要求量)

油洗浄剤バイファーゼット(BY・FAR Z)
COD値
(化学的酸素要求量)

油洗浄剤バイファーゼット(BY・FAR Z)
n−Hex値
(ノルマルヘキサン抽出物質)

油洗浄剤バイファーゼット(BY・FAR Z)


【 総   括 】
 【BY・FAR Z−M(バイファーゼットエム)】は水で希釈する事によりその分散効果を発揮します。希釈水は河川水、海水、泥水、軟水、硬水を問いません。洗浄後、水を流せば流すほど洗浄成分や油分は分散、希釈され、分子間距離が拡大し、油の物性を失わせるものです。
 その事から河川や海のように多量の水と【BY・FAR Z−M(バイファーゼットエム)】の洗浄水とが出会う事によって、より分散化が促進され、最終的には微生物により分解(生分解)が行われます。原水のBOD:6,320ppm、COD:5,340ppm、n−Hex:26,800ppmという数値が、原水を約240倍の水で希釈した検体6ではBOD:20ppm、COD:25ppm、n−Hex:155ppmとなりましたが、実際の河川や海の場合はより多量の水で希釈される事から、検出不能というところまで値が下がってしまいます。
 これらにより、数多くの実績にもありますように、河川での油紋の発生がなくなったり、油分の再浮上、再結合、これらの現象による固化等が起きないのです。